プログラムには『Lascia ch'io Pianga』と記載したこの曲。
ヘンデルのオペラ『リナルド』の中で歌われるアリアです。
実はこの曲、ソプラノの曲です。
ではなぜ、メゾソプラノの私が今回選んだかというと…
実は今回の演奏会、いくつかコンセプトがあり、元々はそのコンセプトの一つとして、
日本語の歌詞もあるしいいかなと選曲したという経緯がありました。
そもそもLascia ch'io Pianga自体は私自身にとって全く知らない曲ではありません。
元々ソプラノだった私にとっては、大学受験のころに出会って以降、
何度も歌い、その当時のレパートリーの一つではありました。
が、実際にプログラムとして並べてみた際に非常にバランスが悪くて・・・
というのも私が、いろいろ思うところがあり
今回は純粋なオペラアリアをほんの少ししか選ばなかった所為。
そんなこともあり、オペラアリアのゾーンに突っ込むことにしたのです。
まあでも、せっかくなので日本語はそのままで。
この日本語の歌詞は、数年前にとっても話題になった昼ドラ「牡丹と薔薇」で
岡本知高さんがうたわれてるヴァージョンのものでした。
そういえば去年かな?新しい牡丹と薔薇が放送された際にも
別のアーティストによって歌われたそうですね。
久しぶりに歌うと、いろいろ見え方も変わりますね。
昔は2回目はかなり装飾をつけて歌っていましたが、
今回は装飾も最低限に変えて作っていました。
舞台から見ていると、ああ!この曲!という反応を
される方も何人かいらっしゃったようで、
まずは、よかったかなーと思います。
こういうオペラアリアでもよく聞く曲を演奏することでお楽しみいただければいいなと思います。
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