名前を使い分けている訳

さて、お気づきかと思いますが、名前を使い分けさせていただいています。

 

音楽の方は『亀岡聖子』、それ以外の仕事はすべて『板東聖子』

 

どちらも同じ「私」なのですが、何故使い分けてるかといいますと…

 

 

1つは私のこだわり。

簡単に言うと音楽とそれ以外のスイッチを切り替えるため。

 

 

 

 

そしてもう1つは…こっちの理由が大きいのですが。

物理的な理由で、『板東』という名字はよく間違えらるから。

 

 

この『板東』という名前は徳島のあたりがルーツになる名前だそうで、ドイツものが大好きな私としては、第九の里となった『板東俘虜収容所』と同じ『板東』なのですごく嬉しいことであり、恐れ多くも感じています。

 

 

が、しかし。

 

間違えられる頻度がとにかく半端ありません。

全国的にみると『坂』のばんどうさんが一番多く、今使っているPCの文字変換もばんどうと打つとまず最初に出てきたのは「坂東」、そして最後に出てくるのが『板東』。

 

そのためでしょう。

公的な機関…市役所での転入届、郵便局の転送届、警察での書き換え、病院のIDカードそ他…とにかく間違い→訂正の繰り返し。

友人たちも未だに『坂』のばんどうさんで郵送物が届く人もいます。

よくあるDMは間違わなかったこと…あったでしょうか。いや、ないなぁ。

 

 

実はつい先週、新しくハンコを作りに行ったのですが、はんこ屋さんが間違えるという事件がありました。

はんこ屋さんですら間違えるのです。

 

 

 

一応有名な卵大好きな元投手のタレント選手が同じ苗字のはずで、きっとみなさんわかると思うし、指摘するたびにああっ!とうろたえられてしまうのですが…。(苦笑)

 

 

結婚当初は、間違えるたびに待ち時間2倍になることもあり、名前のミスにイライラもしていたこともありましたが、漢字は簡単でも珍しいらしいと分かってから、諦めるというか逆に今日はどうだろうなぁと思いながら待つようになりました。

これはこれで面白い経験だなぁと。

 

 

ただ、演奏活動となると、宣伝広告のためのチラシなどの表記が間違ってしまったら…。

 

昔取ったなんとかでチラシなども自分で作り、今でも自分の演奏のチラシは自作で、一時期知人の演奏会のチラシを作っていたりもしたのですが、作り手側の気持ちとして、誤字脱字を見つけたときのあの焦り感は半端ありません。背中に何かが流れていきます。

それでもまだ、入稿前の時点で見つかればいいのですが、現物出来上がった後に見つかった時なんてもう、どうしようかと。

 

コピペで作ってくだされば間違いは置きづらいはずですが、すべての人がコピペで作ってくださるというわけでもなく。

自分で作れば、もしくは携わればチェックできますが、出演の際は大体出来上がったチラシが届くので…その時に気付いても時すでに遅し。

 

 

 

 

…というわけで、然程難しくはない漢字のはずが、パソコンの変換順番が遅く、チェックも見落としがちで半端なく間違えられるの可能性が高い今の名前よりは、間違う可能性が低い旧姓の方がいいかなと思い、旧姓のまま音楽活動だけは続けているのでした。